城主

越前大野城の城主は、築城されてから明治に入り城が払い下げられるまでの間に、19人が務めています。 安土桃山時代の城主には、金森長近のほか、豊臣秀吉の一族といわれる青木一矩(かずのり)や、信長の孫・織田秀雄(ひでかつ)などもいました。

江戸時代に入ると、大野は福井藩の一部となり、福井藩主・結城秀康(松平秀康)の有力な家臣・土屋正明が大野城主を務めました。 土屋正明は結城秀康の家臣でありながら石高は3万8千石(≒お米で約5700t)で、小藩の大名と同じくらいの領地を持っている優秀な人物でした。

寛永元年(1624)に、結城秀康の子・松平直政が城主となった際には、大野藩の石高は5万石(≒お米で約7500t)に加増されました。 松平直政はその後、信濃松本(現在の長野県松本市)で7万石(≒お米で約10500t)、出雲松江(現在の島根県松江市)で18万石(≒お米で約27000t)と領地を加増され移っていきました。
天和2年(1682)に大老・土井利勝の子、土井利房が大野城主となると、幕末まで約180年の間に、土井家から8人が城主となりました。

最後には、明治5年(1872)に入札により本丸が商人など20人以上に払い下げられ、約290年の越前大野城の歴史に幕が下ろされたのです。

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ご利用案内

開館時期

4月~9月

午前9時~午後5時

10月~11月

午前9時~午後4時

閉館30分前までにご入館ください。

休館期間

12 月~3 月

入館料

大人

300円

( 30名以上の団体:150円 )

( 障害者:150円 )

( 年間:700円 )

小人

無料 ( 中学生以下 )

所在地

福井県大野市城町3-109

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