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越前おおのには越前大野城以外にも歴史・ロマンにあふれる歴史スポットがたくさんあります。 越前大野城にお越しの際は、合わせて是非お立ち寄りください。
天正元年(1573)、織田信長との戦いに敗れた朝倉義景(よしかげ)は、大野を本拠としていた一族・景鏡(かげあきら)を頼って落ちのびてきましたが、裏切られ、六坊賢松寺で自害したといわれています。義景の五輪塔がある公園内には、家族や家臣の墓もあります。
大野市歴史博物館(昭和61年開館)は、大野市の縄文時代から近代までの歴史資料を収集・保存展示し、郷土への理解を深めていただくための施設です。特に、土井家七代藩主利忠以降の資料を数多く展示しています。
問合せ先 | :0779-65-5520 |
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休館日 | :年末年始、館内整理期間 |
開館時間 | :平日 9:00~16:00 日・祝 9:00~17:00 |
入館料 | :大人300円(30名以上の団体:150円、身体障害者:150円、年間:1,000円) 小人(中学生以下)無料 |
明治22年(1889)、大野治安裁判所として建てられ、昭和43年(1968)まで使用されていました。同年、大野市が本館と守衛室を譲り受けて現在地に移築し、資料館として活用・保存しています。明治中期の地方裁判所としては、全国的にも貴重な建物です(市指定文化財)。
問合せ先 | :0779-66-0238 |
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休館日 | :年末年始、館内整理期間 |
開館時間 | :平日 9:00~16:00 日・祝 9:00~17:00 |
入館料 | :大人300円(30名以上の団体:150円、身体障害者:150円、年間:1,000円) 小人(中学生以下)無料 |
天保13年(1842)の「更始の令」と呼ばれる改革令のもと、藩財政の立て直しに尽力した家老・内山七郎右衛門良休と、隆佐良隆兄弟の屋敷を復元しました。特に、全国各地に藩営の商店「大野屋」を開き成功させた七郎右衛門は、天賦の商才を持つ人物として知られます。
問合せ先 | :0779-65-6122 |
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休館日 | :年末年始、館内整理期間 |
開館時間 | :平日 9:00~16:00 日・祝 9:00~17:00 |
入館料 | :大人300円(30名以上の団体:150円、身体障害者:150円、年間:1,000円) 小人(中学生以下)無料 |
※武家屋敷旧内山家では、抹茶を楽しんでいただけます。
旧田村家は大野藩の家老を務めた田村又左衛門家の屋敷跡です。(市指定文化財)主屋は文政10(1827)年の火災の後に、農村部から移築され改築された建物で、現存する県内でも数少ない武家住宅の一つです。また庭園の東側にある築山は、越前大野城を築城した金森長近が、外敵の侵入防止のために外堀に沿って造らせたと推定されている土塁の一部で、市内で唯一、ここにだけ残っています。
問合せ先 | :0779-65-6212 |
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休館日 | :年末年始、館内整理期間 |
開館時間 | :平日 9:00~16:00 日・祝 9:00~17:00 |
入館料 | :大人300円(30名以上の団体:150円、身体障害者:150円、年間:1,000円) 小人(中学生以下)無料 |
初代藩主・金森長近は、京の都に倣い、町を短冊状に区画整備しました。大野城を基準に、町の東端に寺を集めてつくられたのが「寺町」です。9宗派の様々な寺院が並んだ様は全国でも珍しく、城下町大野を象徴する風情ある町並みとして、人々にやすらぎを与え続けています。
大野では湧水は「清水(しょうず)」と呼ばれ、市民の憩いの場として親しまれています。市内には、国指定天然記念物で平成の名水百選に選ばれた「本願清水」や、昭和60年に環境庁の名水百選に選ばれた「御清水」など、多くの湧水地が点在しています。
金森長近が大野に入る以前の古い城跡で、「居山(いやま)城」とも、「土橋(どばし)城」とも呼ばれていました。もとは約670年前の南北朝時代、南朝方の堀口氏政が城を構えたところとされており、戦国時代には、朝倉景鏡(かげあきら)の居城でもありました。また、外堀の一部は今でも残っています。
大野市街地には、旅館10数軒とビジネスホテル1軒があります。風情あるたたずまいとともに美味しい食事も味わうことができますので、お越しの際は是非宿泊もお楽しみください。
地元ボランティア「越前こぶし組」が昔懐かしい人力車で観光客を案内するサービスです。もちろん車夫は観光ガイド兼任。週末や休日ともなれば、市内を観光客を乗せて走る人力車の姿が見られます。
問合せ先 | :0779-65-5521(越前おおの観光ビューロー) |
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料金 | :人力車体験コース1,000円(約15分)、歴史の路体験コース2,000円(約25分)、街中観光コース3,000円(約35分)など |
営業 | :春分の日~11月末の土・日・祝日営業(雨天中止) 「平成大野屋」前発着、予約制(一週間前までに) |
大野市春日通り商店街にある「春日神社」には、樹齢100年を超えるケヤキとスギがあります。根元が1本の木のように繋がっていることから、全国から多くの方が縁を求めて訪れ、縁結びの象徴として愛されています。平成26年度からは「縁(えにし)のあかり~良縁の樹イルミネーション~」を期間限定で開催中。
日本曹洞宗の第二道場です。約750年前、高僧寂円(じゃくえん)禅師によって大野市と池田町の境に開かれました。霊験あらたかな杉林が周囲を囲むとともに、寺の裏手には寂円が18年間座禅を組んだとされる座禅巌が今も残っています。予約すれば座禅体験も可。
九頭竜川の浸食によってできた峡谷で、大野市勝原地区から仏原ダムをはさんで和泉地区までをこう呼びます。並行して走る国道158号に沿って変化に富んだ景観が続き、新緑や紅葉のころの美しさは息をのむほどです。
打波川上流の願経寺山(標高1,690m)のふもとには、ブナやミズナラなどの原生林に囲まれた幅ヶ平があり、そのなかに周囲400m、水深最大4.5mの刈込池があります。周囲の景観が池に映り込む様は圧巻で、特に紅葉の時期の美しさは筆舌につくしがたいほどです。
越前おおのの近隣にはたくさんの歴史スポットと見どころがあります。ちょっと足を伸ばしてみませんか?
福井市街から南東に約10kmのところに、戦国大名朝倉氏が五代103年にわたって越前の国を支配した一乗谷朝倉氏遺跡という巨大な城下町遺跡があります。織田信長軍に攻められた朝倉義景は、一族が治める大野郡に逃れましたが、裏切りによって朝倉氏は終焉しました。
平泉寺は、白山信仰の拠点寺院でした。養老元年(717)、霊峰白山(標高2702m)に泰澄(たいちょう)によって開かれたと伝えられています。巨大な宗教都市に発展し、戦国時代には朝倉氏と肩を並べるほどの勢力を持ちましたが、天正2年(1574)、一向一揆によって滅ぼされました。その後、一向一揆を平定して大野郡を収めたのが金森長近です。巨大な杉林と、境内を埋め尽くす美しい苔が幽玄な雰囲気を漂わせており、石畳の参道は「日本の道百選」にも選ばれています。
長良川の上流に位置する郡上八幡(ぐじょうはちまん)は、全国名水百選の「宗祇水(そうぎすい)」をはじめとする湧水と、長近の家老が建設した郡上八幡城下の風情ある町並みが有名です。なかでも、「郡上おどり」は400年の歴史を誇る夏の風物詩として知られています。
福井市立郷土歴史博物館は、越前松平家に関する資料を中心に、郷土福井に関する資料を数多く収集・展示しています。市内の古墳等の出土品、福井藩や城下町といったテーマで常設展もおこなっており、「福井 歴史の庭 散策ゾーン」として歴史と文化を発信しています。
福井県立恐竜博物館は、恐竜化石の一大産地である福井県勝山市に建てられた、恐竜を中心とする地質・古生物学博物館です。40体以上の恐竜の全身骨格から、恐竜の森を再現した大型ジオラマまで、地球史の壮大なロマンを学べます。家族連れにオススメです。
永平寺は、日本曹洞宗大本山の道場です。今から約760年前の寛元2年(1244年)、道元禅師によって開創されました。樹齢600年をこえる老杉に囲まれた33万平方メートルもの巨大な境内のなかには、七堂迦藍(しちどうがらん)が立ち並び、厳しい禅の修行が今でもとりおこなわれています。
規則正しい割れ目を持つ「柱状節理(ちゅうじょうせつり)」という荒々しい岩肌が1.5kmに渡って続く東尋坊は、北陸屈指の景勝地であるとともに国の天然記念物に指定されています。さらに遊覧船からは、ライオン岩、ろうそく岩など自然の造形をたのしむことができます。